タマスさんの依頼で全国指導者小中講習会を東京の阿佐ヶ谷にあるタマス卓球道場で行った。全国各地から４３名の指導者が集まり私の話しを２日間にかけて聞いて頂いた。

今回タマスさんから講師としてこの依頼を受けた時には、「まだまだ半人前の自分が講師として務まるだろうか？逆に教えてほしいくらいなのに・・・」などと思い、更に岩崎さんから「４３名も集まったからしっかり頼むよ」とプレッシャーをかけられ不安な気持ちで一杯になった。

さて、どうしよう？

指導経験から言えば参加者の方々の方がはるかに長く、たぶん理論的な話しになれば足元にも及ばないと思う。わざわざ時間とお金をかけて参加して頂いている方々を満足して頂くためにはどうしたら良いのか？考えた結果、チームを設立してからの５年間やいままでの卓球人生を振り返り、日々実践してきたことや卓球に対する考え方をまとめて発表することにした。そして参加者の置かれている環境を想定し、できる限りその環境でも可能な内容にまとめ２日間自分なりに全力で講義や実技をさせて頂いた。

日本には草の根の指導者がたくさんおられ、日本の卓球界は間違いなくその方々のお蔭でいまがあると再度痛感した。チャンピオンという頂上をそれぞれの育成方法を模索しながら指導にあたっている。